2024.04.02

🐼王子動物園で愛されたジャイアントパンダ「タンタン」が旅立ち🐼―国内最高齢28歳の生涯

araken3noblog@gmail.com

ジャイアントパンダ「タンタン」の訃報
「タンタン」の足跡：中国から神戸へ
愛くるしい日々と新型コロナによる滞在延長
闘病生活と静かなる最期
園長からの感謝と神戸市民への影響
お別れの会と献花台の設置

1. ジャイアントパンダ「タンタン」の訃報

2024年3月31日の夜、長年神戸市の王子動物園で親しまれてきたジャイアントパンダ「タンタン」が亡くなりました。タンタンは国内で最高齢の28歳で、その年齢は人間でいうとおよそ100歳に相当します。長い間、来園者に愛されたタンタンの訃報は、多くの人々に悲しみをもたらしました。すごく寂しいですね・・・

2. 「タンタン」の足跡：中国から神戸へ

「タンタン」は1995年に中国・四川省のパンダ繁殖センターで生まれました。4歳のとき、阪神・淡路大震災からの復興を願い、神戸市灘区の王子動物園に貸し出されました。彼女の愛らしい姿は多くの訪問者を魅了し、動物園の人気者となりました！

3. 愛くるしい日々と新型コロナによる滞在延長

タンタンは元気に竹を食べたり、寝転んだりする姿で観客を楽しませました。貸し出し期間が2度にわたり延長された後、2020年7月に中国へ返還される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で直行便が欠航し、日本にとどまることとなりました。

4. 闘病生活と静かなる最期

2021年に心臓病が発見され、以降は一般公開を停止して治療に専念していました。しかし、去年10月以降は食欲不振と運動量の減少が見られ、体調は徐々に衰えていきました。そして、最後の日々はほとんど寝て過ごし、31日夜、飼育員の24時間態勢のもと、静かにこの世を去りました・・・

5. 園長からの感謝と神戸市民への影響

加古裕二郎園長は、タンタンが震災後の神戸市民に勇気と笑顔をもたらした太陽のような存在だったと振り返り、感謝の言葉を述べました。タンタンは、見た人、会った人すべてを幸せにしたと言います。

6. お別れの会と献花台の設置

王子動物園では、タンタンへの感謝の気持ちを表すために献花台を設け、4月2日から園内で追悼の機会を提供します。また、お別れの会の開催も検討中です。タンタンが過ごした長い年月を通じて築いた絆を、来園者や神戸市民が共有し、彼女の生きた証を称える場となることでしょう。

タンタンの物語は、神戸のみならず、国内外の多くの人々に感動を与えました。彼女の存在は、動物と人間との強い絆がいかに心に深い影響を与えるかを示す例となります。王子動物園では、タンタンの記憶を永く残すために、彼女が生きた証を後世に伝える取り組みを進めていく予定です。

タンタンの旅立ちは、多くの人にとって悲しみの瞬間でありながら、彼女がもたらした喜びと幸せを振り返る機会でもあります。ジャイアントパンダという種を超えた彼女の影響は、これからも語り継がれていくでしょう。

まとめ

ジャイアントパンダ「タンタン」の物語は、単なる動物園のアトラクションを超えた深い意味を持ちます。彼女は自然の驚異、文化交流の架け橋、そして人々に無償の愛と喜びを提供する存在でした。タンタンの思い出は、彼女を愛したすべての人々の心の中で生き続けます。王子動物園でのお別れの会は、彼女への感謝と愛を共有するための場となり、タンタンの遺産は未来へと受け継がれていくことでしょう！